韓国発祥のスキンブースター製剤・ジュベルック。ジュベルックはスキンブースター(肌育治療)として、日本でも非常に人気の高い注入治療です。
ジュベルックには、通常の「ジュベルック」と「ジュベルックボリューム」の2種類があります。ジュベルックを検討している方は、どちらにしようか迷ってしまうかもしれません。結論としては、どちらの方が「優れているか」ではありません。患者様一人ひとりの肌のお悩みや理想的な仕上がり、期待する効果によって、選択すべきジュベルックは異なります。そのため、皮膚科専門医による診断のもと、最適なオーダーメイドの治療プランが欠かせません。
今回は、それぞれのジュベルックの特徴や効果、治療の組み合わせ、向いている肌悩み、ダウンタイムなどを比較します。さらに、日本からの渡韓美容でジュベルックを受ける際の注意点もご説明します。
ジュベルックとは?
韓国生まれのジュベルックは、ポリ乳酸(PDLLA:Poly-DL-lactic acid)とヒアルロン酸(HA)を組み合わせた注入治療です。
ジュベルック注入により、コラーゲン生成が促進され、肌のきめや弾力性の改善、長期的な肌の若返り効果が期待できます。
ジュベルックボリュームとは?
韓国製ジュベルックボリュームは本国ではその名で親しまれていますが、日本では、レニスナ(Lenisna)として表記されることもあります。名称は異なりますが、どちらも同じ成分・メカニズムを持つ注入治療を指します。
ジュベルックボリューム(レニスナ)は、コラーゲン生成を促進することで皮膚構造のサポートを行い、失われた顔のボリュームを時間をかけて自然に回復させる効果が期待できます。これにより、深いシワの軽減や額・こめかみの凹みなどを改善し、顔の輪郭を整えることができます。
ジュベルック vs ジュベルックボリュームの違い
ジュベルックとジュベルックボリュームは、同じポリ乳酸(PDLLA)を主成分とする製剤です。しかし、粒子の大きさや濃度などの成分構成の違いによって、それぞれが得意とするアプローチは異なります。
ここでは、それぞれの施術の比較をしていきましょう。肌のお悩みや部位に応じた注入治療の使い分けから、理想の治療ゴール設定、そして最終的な仕上がりの美しさを引き出すためのポイントまでを詳しくご説明します。
目的と期待される効果
ジュベルックは、主に肌質改善を目的としており、以下の効果が期待できます。
- 肌のハリや弾力アップ
- 毛穴の引き締め
- ニキビ跡の改善
- 赤ら顔の改善
- シワの軽減(首、眉間のシワ、ほうれい線など)
一方、ジュベルックボリュームはその名の通り、顔のボリューム不足の回復を目的としています。特に、深いシワや顔の凹み、肌の弾力性の改善に効果が期待できます。
- 頬のコケ、こめかみや額(おでこ)の凹みなどの自然なボリューム回復
- シワの軽減(ほうれい線、マリオネットラインなどの深いシワ)
- 目の下のくま、ゴルゴラインの改善
どちらも、肌内部で自らの力でコラーゲン生成を促進する成分が含まれていますが、粒子の大きさや濃度が異なります。それぞれの目的や期待される治療効果を理解したうえで、ご自身の肌の状態に合わせた最適な製剤を選択することが、審美的な向上へと繋がります。
注入の深さと治療感覚
ジュベルックとジュベルックボリュームは皮膚への注入の深さや治療感覚も異なります。
ジュベルックは通常、皮膚の浅い層(真皮層)に注入します。
対して、ジュベルックボリュームはジュベルックよりも深い、真皮深部への注入し、集中的なボリュームアップを図ります。
注入方法は、クリニックによって異なりますが、主に手打ちまたは機械打ちの2通りがあります。
- 手打ち
- 機械打ち(Potenza(ポテンツァ)、Dermashine(ダーマシャイン)、Highcocks(ハイコックス)、水光注射など)
治療中には軽い痛みを感じますが、クリニックによっては麻酔クリームを使用して痛みを最小限に抑えることができます。また、目の下などの皮膚の浅い層に手打ちで注入する場合、肌の表面がボコボコした質感になることがあります。これは術後の肌の状態として一時的に生じる組織反応で、通常1〜3日以内に落ち着きます。
こんなお悩みの方におすすめ
ジュベルックとジュベルックボリュームはアプローチできる治療の適応性があります。
ジュベルックは主に肌の浅い層に注入して、自分自身の肌代謝を高めて肌の土台構築を促進します。
- 小じわ
- 肌のたるみ
- ニキビ跡
- 肌のごわつき
- 首のシワ
ジュベルックボリュームは、ボリューム減少したより深い層のシワや凹みなどの施術に適応しています。
- こめかみ・おでこの凹み
- 目の下のくま
- ゴルゴライン(目頭の下から頬にかけて斜めに伸びる線)
- マリオネットライン(口角から顎に向かって下へ伸びる線)
- 深いほうれい線
- 頬のコケ
治療間隔と効果の持続性
ジュベルックもジュベルックボリュームも、どちらも注入後に一年ほどの時間をかけてゆっくりと体内で分解されるため、ゆるやかな改善が期待できます。
| ジュベルック | ジュベルックボリューム | |
|---|---|---|
| 一般的な施術回数・メンテナンススケジュール | 約4週間間隔 合計3回の施術を推奨 | 約4〜6週間間隔 2〜3回の施術を推奨 |
| 一般的な効果の持続期間 | 約4週間間隔で合計3回の施術を継続した場合、約1年間持続が見込める | 1回あたり約5~6ヶ月、複数回注入で最大18ヶ月程度持続が見込める |
いずれも、効果の持続期間は一人ひとりの年齢、肌の状態、ライフスタイルによって異なるため一概には断言できません。
定期的なメンテナンス施術により、積み重ねの効果が期待できます。
ダウンタイムと快適性
ジュベルックもジュベルックボリュームも、最小限のダウンタイムで抑えることができます。
| ジュベルック | ジュベルックボリューム | |
|---|---|---|
| 一般的なダウンタイム | 通常、数時間~数日以内 最大1週間程度 | 通常、数時間~数日以内 最大1週間程度 |
| 症状 | 針跡の赤み 一時的な腫れ | 針跡の赤み 一時的な腫れ 熱感 |
| 施術の快適性 | 痛みの感じ方は個人差があり、注入時の痛みは中程度に感じられる場合があります。 麻酔クリームにより、痛みを緩和することができます。 | 注入部位により、ちくっとした軽い痛みや注入するときの鈍い痛みがあります。 麻酔クリームにより、痛みを緩和することができます。 |
いずれも、ダウンタイムは注入治療共通の赤み・腫れ・内出血・針跡が中心で、数時間から長くても一週間程度で落ち着いてくることがほとんどです。
施術後には、医師から指示のある正しいアフターケアを行うことによって、回復期間を長引かせず、施術の効果を引き出すことができます。
施術後の顔の印象と仕上がり
ジュベルックの仕上がりは、肌質の改善やツヤ・なめらかさが出る、毛穴が目立ちにくいといった「肌の質感」の向上が中心です。
一方、ジュベルックボリュームは頬のコケや目の下のクマ、痩せなどをボリュームアップ効果により、若々しさを演出できます。
| ジュベルック | ジュベルックボリューム | |
|---|---|---|
| 全体的な顔の印象 | 肌の質感の向上により、ツヤのある生き生きとした印象 | 目の下のクマや頬のコケ、凹みのボリュームアップにより、若々しい印象 |
| 仕上がり | 自然な仕上がり なめらかな肌 | 自然なボリューム回復により、顔の輪郭のバランスを整える さりげない変化で自然な仕上がり |
ジュベルック・ジュベルックボリュームは治療の組み合わせはできる?
ジュベルックやジュベルックボリュームは他の治療との組み合わせにより、相乗効果が期待できることもあります。
たとえば、ポテンツァという最新のニードルRF治療器とジュベルックの併用が注目されています。ポテンツァのマイクロニードル(極細の針)を肌に刺入し、針の先端から高周波(RF)を照射することでジュベルックの薬剤を真皮まで均一に届け、創傷治癒力を引き出します。これにより、肌の引き締め効果や創傷治癒の促進が期待できます。
ただし、肌の状態は一人ひとり異なり、治療計画は画一化することはできません。
ジュベルックと他の治療の組み合わせを試したい場合は、まずは皮膚科専門医の診察を受けたうえで、オーダーメイドの治療プランを作成することが重要です。
現在の肌の状態や肌悩み、ライフスタイルなどを踏まえ、医師による評価を受けたうえで、治療の組み合わせを計画しましょう。これにより、安全かつ総合的なエイジングケアが可能になります。
ジュベルック・ジュベルックボリュームなら、渡韓美容がおすすめ
韓国発のジュベルック。日本からも、韓国に旅行するついでに美容クリニックで施術を受ける「渡韓美容」が人気です。特に、ダウンタイムが最小限で、治療時間も比較的短いジュベルックは日本人患者様から選ばれ続けています。
韓国の美容クリニックは競争も激しく、症例数も日本よりも圧倒的に多いことから、美容医療の専門性も非常に高いことが特徴です。
近年、韓国の美容クリニックは外国人患者様を受け入れる医療機関も増加傾向にあります。なかには、日本語通訳が在籍している日本語対応可能なクリニックもあり、受診のハードルもますます低くなっています。
注意点としては、限られた韓国の滞在時間で治療が受けられるか、施術後のフォローアップ体制、医師の専門性、一人ひとりに合った治療プランの提案があるかなどをしっかり見極めたうえでクリニックを選ぶことが大切です。
まとめ
ジュベルックとジュベルックボリュームは、どちらも安全性の高い優れた製剤です。
最大の効果を得るためには一人ひとりに合った治療の選択が欠かせません。自然なハリを求めるのか、ふっくらとしたボリュームを出すのか、患者様の期待する美のゴールは一人ひとり異なります。
後悔のない選択をするために最も重要なのは、皮膚科認定医による診察です。専門医の確かな診断や丁寧なインフォームド・コンセントを通じて、リスクや効果を十分に理解した上で治療に臨むことが、最終的な高い満足度につながるでしょう。

リベリークリニック
Editorial Team
リベリークリニックでは、一人ひとりに合わせたパーソナルケアと高度なトリートメントを通して、健康で輝く肌を育むことができると信じています。当院では、患者様一人ひとりに医師が付き添い、一人ひとりの肌の歴史を深く理解し、意味のある永続的な変化を創造するために、チームメンバー全員が時間をかけて丁寧に対応いたします。




